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" 大きい貢献、目立たぬサポート、具体的な現実主義 "

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WordPress MEからのアップグレードに際して
作者: 工藤   

WordPressの最新バージョンは、現時点では3.0.1です。

新たにサイトを構築する際には特に理由がない限り最新版を導入することが最適ですが、導入後の保守・管理はサイト運営上必須の作業です。特に、

  • サーバーの移行・保守作業に伴うバックアップ
  • セキュリティホールやバグフィックス
  • 古いバージョンからのアップグレード
といった諸要因に伴うWordPress本体の保守・管理は重要です。これらの作業は頻繁に行う作業ではありませんが、一歩間違えるとそれまで運用してきたデータの消失にも繋がりかねず、確実性が求められます。

WordPressで運用されてきたサイトのバックアップ・復元・アップグレードは、利用されているWordPressのバージョンとサーバー環境次第ではやや面倒な作業を強いられます。特に、WordPress ME (Multilingual Edition)と称されるバージョンを利用していた際は、一層の注意が必要となります。現行のWordPressはフロントエンド(表示ページ)・バックエンド(データベース)ともにUTF-8が推奨文字コードとされていますが、古いバージョン、特にWordPress MEでは両者とも往々にしてEUC-JPやShift_JIS等で運用されている場合があります。そのため、現行バージョンへ移行するには文字コードの変換が求められる訳ですが、この文字コードに伴うトラブルが作業を困難にする要因となりえます。
※サーバーの仕様やクライアントの要望等によります。

WordPress MEは直にサポートが打ち切られるため、最新版への移行が推奨されています。現在WordPress MEから最新版への移行方法を調査・作業していますが、ひとまず普段使用しているローカル環境に複製を構築し、ノウハウを蓄積することから始めました。(ローカルでは、フロントエンド・バックエンドともに文字コードはUTF-8で設定しています)しかし、複製構築までには相当の時間を費やしました。何度環境を構築しても、「管理画面へのアクセスが拒否される」という状態に陥ってしまい、ディレクトリ・ファイルのアクセス権限やソースコードの見直しを行っても原因を把握できずにいたからです。
WordPress ME 2.0.xは、2010年10月10日までのサポートとなります。

WordPress MEからのアップグレードの記事を調査している中で、今回遭遇したようなトラブルに見舞われたと述べる記事はなかなか見つからず、解決策を見出すことが困難で途方に暮れました。しかしながら、漸く原因と解決策を見つけました。このトラブルの原因は文字コード、特にデータベース側の文字コードにあったようです。毎日コミュニケーションズ出版の「WordPress 標準ガイドブック」および「WordPress ビジネスブログ標準ガイドブック」公式サポートサイトに、以下の記事がありました。

capabilities.phpのエラーが表示された場合

復元を進めていたローカル環境では上記記事で言及されているエラーが表示されることはありませんでしたが、トラブルの内容は合致しています。どのような情報・手段でもいいから欲しい状況にあったため、紹介されていた手法を早速実行してみたところ、見事に解決しました!

WordPress MEであっても、最初から文字コードがUTF-8に設定されていた場合このようなトラブルは生じないかも知れませんが、移行に際してトラブルが生じた際の事例&解決策として参考になれば幸いです。