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Home 技術ドキュメント サーバ管理 EximメールサーバのMX転送時の注意
EximメールサーバのMX転送時の注意
作者: 代表取締役 高橋洋人   

以下の条件で、正常にメールの送受信を実現するための対処法。

(条件)
・対象サーバは複数のバーチャルドメインを収容している
・当該サーバに収容しているドメインAに来るメールを別のサーバに移したい
・かつMX転送やサーバ移動をする際

この場合、ただ、MXエントリを追記してポインティングアウトしたり、ネームサーバを変更したりするだけでは、当該サーバのドメインからAのアドレスにメールが送信されたとき、Aの利用者に届かない。
※/etc/localdomainsがEximに参照され、当該サーバ内に送信されてしまうために、転送や別サーバへの送信がされない。

この際、Eximによる参照を止めなければいけない。
次の2ファイルを編集する。

/etc/localdomains
~ここにドメインAが列挙されている場合は、削除する。

/etc/remotedomains
~ここにドメインAを追記する。

最後にEximを再起動させ、以上を認識させる。

これにより、Eximによる送信先ドメイン(A)の認識がされず、正常なDNS&通信参照が優先され、メール疎通が正しく行われる。