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孔子『論語』


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Home スタッフ雑記 takahashi 夜中に階段を踏み外す
夜中に階段を踏み外す
作者: 代表取締役 高橋洋人   

わりと夜中に暗くても、灯りをつけずに歩いたりするもので。

よく「もう一歩ぐらい階段あるかな」と思い、踏み外すことがある。灯りを付けて歩けばよいのだろうけれど、何か億劫になってしまう性格なのか、無鉄砲さがあるのか。

 

「ありもしないものをある、と思う」から踏み外して痛い目に合うわけで、これは困ったものだ。

 

昨日ふと耳にしたのが、「本来あるべき会社の姿を備えていない会社が多い」というボヤキのようなもの。

仕事を探している中で、どうやら世の中に本来あるべき会社がない(から、苦戦している)という趣旨のようだ。

しかしどうなのだろうかなと思うのが、それはもしかして「ありもしないものをある、と思う」事かもしれない、ということ。

 

ピーターパンの世界の理想の国は「ネバーランド」。すなわちNever(存在しない) Land(国)。

さしずめ前出の方の求めているのは「ネバーカンパニー」かもしれない。

 

そのことに気付いた時、我々にとって二つのとるべき道が、前に現れる。すなわち。

ありもしないものを、実現する道と、ありもしないものをそもそも「ある」と思わない道。

それぞれ、素晴らしい進路である。

 

とは言え、現実的には後者の方が常識的なのかもしれない。

ありもしないものが、あるようになるのでは、私が夜トイレに階段を下りていくと、12段だった階段が13段になり、トレイに行くのが怖くなるので困る。

 

「権変の時は、もとより一道のよく定むるところにあらざるなり」『蜀書龐統伝』