作者: 工藤
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Constract CakePHP development environment on Ubuntu Linux
Ubuntu Linux “Lucid Lynks” へCakePHPフレームワークを導入するに際して行った手順を、簡潔ながら備忘録として以下に記しておく。 ※事前作業として、「sudo tasksel install lamp-server」を実施済。
手順
- CakePHPのファイルをダウンロード。
ダウンロードするファイルは、CakePHPのgithubレポジトリより1.3系統の最新版を選択。(現在は1.3.3が最新)
- ダウンロードしたファイルを、ドキュメントルートディレクトリ(Ubuntuのデフォルトは/var/www/)へ設置。
同ディレクトリで展開した後、アクセスしやすいようにリネームしておく(ひとまず「cakephp」とする)。
- CakePHPを設置したディレクトリに、webブラウザでアクセス。
この時点では、パーミッションやapacheモジュールを含めた設定が適切ではないので、ページは表示されるが若干崩れている。まずは、その解消に着手。
- apacheモジュール “mod_rewrite” がデフォルトでは使用できない設定になっていることが原因であるため、モジュールを設定する。UbuntuではDebian同様に「sudo a2enmod rewrite」のコマンドを入力することでインストールができる。このコマンド実行により、mod_rewriteモジュールがapacheに組み込まれた。
- mod_rewriteモジュールが対象ディレクトリで有効になるよう、設定ファイルを修正する。/etc/apache2/sites-enabled/の直下に存在する000-defaultというファイルを開き、mod_rewrite使用ディレクトリを指すディレクティブで「AllowOverride」をAllに修正した。
- 以上を設定した上でapacheを再起動させると、CSSが有効になったCakePHPのReleaseNotesが表示される。
※なお、mod_rewriteモジュールを組み込んだ後、設定ファイルを修正しないままapacheを再起動させても、何も変わらないので注意!(うっかり忘れてしばらく嵌ったので…)
- CakePHP app/tempのアクセス権を変更。
この作業で、「Warning (512): /var/www/cake/app/tmp/cache/ is not writable [CORE/cake/libs/cache/file.php, line 263]」と表示されているエラーが解消される。
- 「Please change the value of ‘Security.salt’ in app/config/core.php to a salt value specific to your application」というメッセージ解消のため、cakephp/app/config/core.phpの該当箇所を適宜修正する。
- 最後に、MySQLと連動させるため、接続設定を行う。
cakephp/app/config/直下の「database.php.default」ファイルをdatabase.phpと名前を変えてコピーし、同ファイル内のホスト・ログイン名・パスワードを適宜追加した。
ここまでの作業で、一通り環境構築は終了となる。環境構築に当たり、参照したサイトは以下のとおり。
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