SOLANETS ELECTION WATCH / DAY 11
選挙戦の中盤、X上の発信量は第1週の1.4倍、リポスト合計は2.3倍へ増えた。重心は玉城氏への批判を中心とする構図から、両候補をめぐる公選法違反疑いと情勢の応酬へ移った。Day7で扱った第1週に続き、支持・批判の量、ナラティブ・マップ、返信・引用とハッシュタグの構造から、中盤のX上のナラティブ空間を可視化する。
本観測した投稿行動と、その内容を基にした評価を区別する。公選法違反、外国の工作、宗教・政治団体との関係などを語る投稿の件数は、疑いや主張が流通した量であり、その内容の事実認定ではない。
観測期間:2026年9月2日00:00〜9月8日18:39(日本時間)。比較する第1週は8月26日00:00〜9月1日16:53である。投稿数・閲覧数・反応数は採取時点に観測できた範囲の値であり、網羅的な総量ではない。投稿量は発信者の活動や反復を映す指標であり、有権者の支持分布でも得票予測でもない。
沖縄・候補者等に言及する母集団
第1週比 1.41倍
母集団の投稿アカウント
第1週比 1.17倍
候補者名を含む投稿
第1週比 1.76倍
母集団のリポスト合計
第1週比 2.28倍
図表はクリックまたはタップで拡大できる。
第2週の採取分83,122件から、本文に沖縄・琉球・候補者名などを含む65,779件を分析母集団とした。投稿アカウントは17,121から19,950へ、100投稿を超えるアカウントは18から39へ増えた。投稿種別は通常の投稿31%、返信35%、引用34%で、第1週より返信と引用の比率が上がった。
| 指標 | 第1週 | 第2週 | 比 |
|---|---|---|---|
| 分析母集団 | 46,770件 | 65,779件 | 1.41倍 |
| 投稿アカウント | 17,121 | 19,950 | 1.17倍 |
| 候補者名を含む投稿 | 24,512件 | 43,222件 | 1.76倍 |
| 閲覧合計 | 9,759万 | 1億6,932万 | 1.74倍 |
| リポスト合計 | 68.6万 | 156.7万 | 2.28倍 |
| 100投稿超のアカウント | 18 | 39 | 2.17倍 |
9月1日夜の玉城氏公式「裏取引」投稿と削除、翌日の釈明、古謝氏の総決起大会と「1,000円飲み放題」報道、教諭死亡報道、9月6日の告発と6〜7日の情勢調査報道などが、異なる日に話題の山を作った。ここで捉えているのは、出来事や報道に対する投稿の反応である。
比較の読み方:採取は53語によるXの「最新」検索と、検索語を分割・一致させるXの仕様に依存する。追加ファイルに含まれた8月31日〜9月1日の21,874件のうち7,350件は、第1週の採取後に現れた投稿だった。これらは第2週集計に入れず、第1週記事も遡って改変していない。同一の14,524投稿の閲覧合計も、後の採取では1,991万から3,321万に増えていた。週次比較は同じ採取方式で各採取時点に見えていた量の比較であり、実際の投稿・閲覧総量の比較ではない。第1週の比較値は同じ集計コードで再計算した値を用いる。
候補者名を含む投稿43,222件の内訳は、玉城氏のみ21,437件、古謝氏のみ15,562件、両者6,223件である。古謝氏のみの言及は第1週6,535件から2.4倍に増え、玉城氏のみの1.5倍を上回った。言及には支持も批判も含まれるため、この差は選挙での優劣を意味しない。
リポスト上位には、「裏取引」投稿の釈明を批判する投稿、「飲み放題」や景品提供をめぐる公選法違反疑いの報道・論評、古謝支持の投票呼び掛けが並んだ。上位10件中4件では「中国が泣く」「親中」「尖閣」などが玉城批判・古謝支持の文脈で使われている。公選法違反疑いと、それへの反論が同じ空間を行き交う構図である。
公式アカウントへの引用は古謝氏900件、玉城氏875件と拮抗した。返信は古謝氏が832件から1,685件へ、玉城氏が16件から465件へ増加した。玉城氏の週計465件のうち445件は9月6〜8日に集中し、返信制限の変更があったとみられる(推定)。返信欄の開放そのものを警戒する投稿も話題化した。
リンクの主な行き先はYouTube 4,043件、Yahoo!ニュース1,522件、赤旗記事を含む共産党サイト583件である。同一YouTube動画を4アカウント以上が共有したまとまりは、同じ動画IDで数えると153から194へ増えた。動画を視聴した利用者による共有と整合し(推定)、このまとまりだけでは協調の指標に該当しない。
話題の構成も変わった。転覆事故への言及は4,691件から3,254件へ減り、「デマ」は1,333件から2,325件、参政党は1,046件から1,834件、若者・投票率は1,393件から2,600件へ増えた。新たな話題では「裏取引」865件、「飲み放題」772件、情勢調査731件などが、日ごとに異なる頂点を作った。これらは主題語による集計で、賛否を区別せず重複も含む。
ここからは言説の参考分析である。候補者への支持・批判と主題を調べる独自調査であり、影響力工作の認定とは直接関係しない。Day7と同じ判定辞書に第2週の主題6種を追加したが、追加語は話題の計数だけに使い、立場の得点には加えていない。
支持・批判の判定対象は、言語と候補者名の条件を適用した玉城氏への言及27,647件、古謝氏への言及21,796件である。両候補への言及は双方に計上され、全体の43,222件とは抽出条件も異なる。以下は機械判定による検出件数であり、欠落に加え誤分類も含む。
| 候補・立場 | 第1週 | 第2週 | 第2週の投稿者数 | 第1週比 |
|---|---|---|---|---|
| 玉城氏・支持 | 3,308件 | 5,587件 | 2,244 | 1.69倍 |
| 玉城氏・批判 | 6,662件 | 9,311件 | 4,320 | 1.40倍 |
| 古謝氏・支持 | 3,674件 | 7,771件 | 2,035 | 2.12倍 |
| 古謝氏・批判 | 2,229件 | 4,643件 | 1,622 | 2.08倍 |
玉城氏は批判が支持の1.7倍、古謝氏は支持が批判の1.7倍となった。古謝氏への支持・批判はともに2倍超へ増え、支持投稿の量は、第1週の拮抗から古謝氏が上回る形になった。玉城批判は上位10アカウントで6.9%と分散し、古謝批判は上位10で29%、最多1アカウントで13%に集中した。古謝批判の集中は、第1週の35%・19%より緩んでいる。
各候補40件ずつ、無作為抽出した計80件を当社が目視し、一致64件、誤判定13件、判定困難3件となった。判定困難を除く一致率は64/77=83%で、第1週の91%から低下した。これは標本での確認結果であり、全投稿での精度を保証する値ではない。掲載値はこの確認による補正を加えていない辞書判定の集計である。「デマ」に反論する投稿を批判と取り違える型が増えている。中立・判定不能は玉城氏12,749件(46%)、古謝氏9,382件(43%)。別途、各立場の閲覧上位12件ずつでも誤判定が目立ったため、立場別の閲覧合計を支持・批判の強さとして用いない。投稿者数は区分間で重複し得る。
ここでいうナラティブは、投稿に繰り返し現れる主題のまとまりである。「支持」「批判」という立場と、何を語っているかという主題を別々に判定し、その対応を図にした。「統一教会との関係」「親中・中国の工作」「公選法違反」などの名称は、投稿内の主張・批判・疑いを分類するラベルであり、各ラベルの件数はその言説を含む投稿の数を表す。第1週の24主題に、第2週に浮上した6主題(「裏取引」投稿、「1,000円飲み放題」集会、情勢調査、教諭の死亡、投票用紙の誤交付、学会票・公明党)を加えた。
構図は第1週と同じである。右下に玉城批判の固有の主題(左翼・活動家、転覆事故、親中、県政停滞、玉城側の公選法違反疑い、「裏取引」)、左下に古謝批判の固有の主題(統一教会、傀儡、極右・カルト、人物・経歴の揶揄、「1,000円飲み放題」)、右上に古謝支持の標語と動員、中央付近に両陣営が使う「デマ」「暮らし・経済」「情勢」「公選法違反」が並ぶ。第1週と比べて大きくなったのは、両陣営が共有する「公選法違反・選挙妨害」1,965件と「情勢・支持率」579件であり、相手陣営の違反疑いを互いに指摘し合い、情勢報道を引き合いに出す構図が中盤の特徴である。
| 投稿内の主題 | 第2週 投稿数 | 第2週 アカウント数 | 第1週 投稿数 |
|---|---|---|---|
| 平和・非戦・戦場にしない | 487 | 291 | 283 |
| 暮らし・経済・物価・所得 | 287 | 191 | 197 |
| 若者・投票率・動員 | 203 | 130 | 112 |
| 「デマ」への反論・応酬 | 161 | 104 | 87 |
| 左翼・共産党(共産党の応援を肯定的に紹介する文脈) | 139 | 105 | 83 |
| 統一教会との関係(古謝批判を伴う文脈) | 136 | 57 | 109 |
| 公選法違反・選挙妨害をめぐる言説 | 124 | 78 | 32 |
| 子育て・福祉・実績 | 120 | 84 | 78 |
支持の主題では「平和・非戦・戦場にしない」が283件から487件へ増え、暮らし・経済287件、若者・動員203件、「デマ」への反論161件が続いた。標語タグ「#やっぱりデニー」は363件・97アカウントから、1,015件・231アカウントへ増加した。
| 投稿内の主張・批判の主題 | 第2週 投稿数 | 第2週 アカウント数 | 第1週 投稿数 |
|---|---|---|---|
| 左翼・共産党・活動家との結び付きを批判 | 2,703 | 1,496 | 1,978 |
| デマ・偽情報の応酬 | 1,395 | 839 | 769 |
| 辺野古沖転覆事故・警備員死亡事故の責任を問う言説 | 1,050 | 605 | 1,297 |
| 公選法違反・選挙妨害をめぐる言説 | 971 | 627 | 726 |
| 親中・中国の工作・媚中とする言説 | 736 | 469 | 455 |
| 玉城氏側の公選法違反・選挙違反を疑う言説 | 683 | 456 | 497 |
| 県政停滞・8年間実績なしとする言説 | 655 | 452 | 428 |
| 辺野古反対・基地負担をめぐる批判 | 567 | 378 | 579 |
批判の主題は「左翼・共産党・活動家との結び付き」を批判する言説2,703件と、「デマ」の応酬1,395件が上位である。事故の責任を問う言説は1,297件から1,050件へ減った。一方、「親中・中国の工作」とする言説は455件から736件へ増え、公選法違反・選挙妨害をめぐる言説971件、「裏取引」投稿の削除309件も現れた。ここでの名称は、投稿内の主張を分類するためのラベルである。
| 投稿内の主題 | 第2週 投稿数 | 第2週 アカウント数 | 第1週 投稿数 |
|---|---|---|---|
| 「沖縄を前に」などの標語・停滞打破 | 3,402 | 573 | 1,595 |
| 若者・投票率・動員 | 1,568 | 433 | 672 |
| 暮らし・経済・物価・所得 | 900 | 243 | 420 |
| 参政党・保守党・百田氏らとの連携 | 764 | 342 | 242 |
| 県政停滞を批判する言説 | 280 | 100 | 174 |
| 左翼・共産党・活動家を批判する言説 | 202 | 142 | 133 |
| 公選法違反・選挙妨害をめぐる言説(玉城側の疑いを指摘する文脈) | 179 | 55 | 22 |
| 情勢・支持率 | 149 | 120 | 60 |
支持の主題では、陣営の標語と停滞打破が1,595件から3,402件に増え、支持投稿の44%を占めた。若者・投票率・動員1,568件、暮らし・経済900件が続く。「#沖縄を前に」は候補者名を含む投稿で1,042件・162アカウントから2,048件・296アカウントへ増えた。
| 投稿内の主張・批判の主題 | 第2週 投稿数 | 第2週 アカウント数 | 第1週 投稿数 |
|---|---|---|---|
| 参政党・保守党・百田氏らとの連携を批判 | 785 | 218 | 410 |
| 極右・ヘイト・カルト勢力と同一視する言説 | 705 | 211 | 279 |
| 人物・ポスター・経歴・疑惑の揶揄 | 702 | 218 | 139 |
| 統一教会との関係を問う言説 | 699 | 267 | 471 |
| 公選法違反・選挙妨害をめぐる言説 | 691 | 354 | 47 |
| 自民・中央政府の「傀儡」とする言説 | 517 | 140 | 344 |
| デマ・偽情報の応酬 | 495 | 317 | 240 |
| 「1,000円飲み放題」集会(第2週に追加した主題) | 193 | 130 | — |
批判の主題は「参政党・保守党等との連携」785件、「極右・ヘイト・カルト勢力との同一視」705件、「人物・経歴・疑惑の揶揄」702件、統一教会との関係を問う言説699件の順である。第1週の最多だった統一教会は4位となり、公選法違反・選挙妨害をめぐる言説は47件から691件へ増え、「1,000円飲み放題」を含む批判も193件あった。同じ政党連携の話題は支持側にも764件あり、同一の話題が立場によって異なる意味付けをされている。
立場付き投稿のある7,710アカウントを、その投稿の得点から玉城側2,376、古謝側4,911、不明423に機械的に分類した。「玉城支持+古謝批判」から「玉城批判+古謝支持」を引いた得点の符号による推定であり、実際の所属や本人の支持表明を確認した名簿ではない。報道機関や政治家の所属をこの分類から認定することもしない。
| 発信側 → 相手側(機械推定) | 件数 |
|---|---|
| 古謝側 → 古謝側 | 10,656 |
| 古謝側 → 玉城側 | 2,757 |
| 玉城側 → 古謝側 | 3,676 |
| 玉城側 → 玉城側 | 2,837 |
古謝側は陣営内への返信・引用が陣営外の3.9倍である。玉城側では相手陣営への接触が自陣営内を上回り、1アカウント当たりでは1.55件対0.56件で、古謝側の2.8倍(第1週2.5倍)となった。
候補者公式への接触を見ると、古謝氏公式への2,585件は古謝側1,418、玉城側851、不明316であった。玉城氏公式への1,339件は玉城側498、古謝側538、不明303で、相手側からの返信・引用が自陣営側を上回った。
候補者名を含む投稿で使われた上位60タグを、同じ投稿で使われる関係で結ぶと七つの集団が現れた。古謝支持18タグ(「#沖縄を前に」2,048件・296アカウント、「#沖縄を次のステージへ」500件・53アカウント)、玉城支持17タグ(「#やっぱりデニー」1,015件・231アカウント。「#高市やめろ」など国政の争点タグも含む)、玉城支持と反古謝が同居する11タグ(「#沖縄県知事選0913」「#古謝げんた終了」など)、参政党関連5タグ、共産党と転覆事故を結ぶ4タグ、「#自民党政権そこをどけ」など3タグ、「#玉城デニー知事を支持します」など2タグである。
第1週に見られた、沖縄と無関係の国政争点をまとめて付す定型タグ束(ジャガイモ、ICCなど)は上位から消え、「#高市やめろ」系だけが玉城支持の集団に吸収される形で残った。新たに現れた参政党関連の集団では、「#参政党」316件を両陣営が使う一方、批判的なタグ267件は4アカウント、72件は1アカウントの反復である。共産党と転覆事故のタグが同じ集団に入るのは、古謝側の投稿で「共産党」が転覆事故と結び付けて使われているためである。タグの出現件数が増えることと、使用する人の広がりは同じではない。
採取は当社のSNS一次データ収集分析システムOmni Oculusを利用し、第1週と同じ53語で期間中1日1〜2回実施した。1語1回の取得上限は約3,000件で、同一投稿IDの重複を除いた。検索語はいずれも引用符なしで実行しており、語が単語に分割されて一致する。「最新」タブの検索表示と取得上限による欠落があり、投稿数・閲覧数は採取で到達できた範囲の下限値である。第2週の採取分83,122件のうち、本文に沖縄、琉球、知事選、候補者名、辺野古などの対象語を含む65,779件を母集団とし、候補者名を含む43,222件から候補者別の拡散を集計した。
支持・批判は、本文の手掛かり語、候補者名を含むハッシュタグ、陣営標語、方向性をもつ話題を得点化して判定した。候補者名を含む立場付きタグや標語は2点、本文の手掛かり語・話題は各1点とし、支持点が上回れば支持、批判点が上回れば批判、同点または0点なら中立・判定不能とした。判定対象は、言語判定が日本語・ハッシュタグのみ・判定不能のいずれかで候補者名を含む投稿(玉城氏27,647件、古謝氏21,796件)である。主題は第1週の24種に第2週の6種を加えた30種の辞書で判定し、複数計上した。追加した6種は主題の計数にのみ用い、立場の得点には加えていない。
無作為に抽出した80件(各候補40件)の目視確認では、一致64件、誤判定13件、判定困難3件であった。判定困難3件を除く77件に対する一致率は83%で、第1週の91%から下がった。「デマ」に反論する投稿を批判と取り違える型が増えたためである。閲覧数の大きい投稿では誤判定がさらに多く、立場別の閲覧上位12件の目視では古謝批判6件、玉城支持8件が誤判定だった。本稿で閲覧合計を支持・批判の強さの指標に用いないのはこのためである。
アカウントの推定区分は、(玉城支持+古謝批判)-(玉城批判+古謝支持)が正なら玉城側、負なら古謝側、0なら不明とした。図の色付けには、立場付き投稿3件以上かつ得点差の絶対値2以上という追加条件を設けた。返信・引用は、自己返信を除く返信と、引用先が採取データ内にある引用を別々に数え、返信を兼ねる引用611件は双方に計上した(第1週記事では返信として1件に数えており、条件が異なる)。ハッシュタグは候補者名を含む投稿から抽出し、候補者名そのものや汎用タグを除外した。同じタグの組合せが3件以上の投稿で共起した関係を結び、小規模な孤立成分を除いて集団を求めた。第1週の比較値はいずれも同じ集計コードで再計算した値である。
X上の可視的な発信量で最大の塊は、第1週に続き玉城氏への批判である。9,311件が4,320アカウントに分散し、主題は「左翼・活動家との結び付き」と「デマ」の応酬が中心で、第2週は「裏取引」投稿と「親中・中国」がこれに加わった。古謝氏への言及は伸びが大きく、支持の投稿量は7,771件と玉城氏の5,587件を上回った。古謝氏への批判の主題は統一教会から参政党・保守党との連携と極右・カルトとの同一視へ移り、「1,000円飲み放題」を含む公選法違反疑いが統一教会と並ぶ規模になった。
両陣営が共有する「公選法違反」と「情勢調査」の話題が第1週より大きく、相手陣営の違反疑いを互いに指摘し合う構図が中盤の特徴である。返信・引用では、返信欄を開いた玉城氏公式が相手陣営から自陣営を上回る接触を受け、古謝氏公式も自陣営の6割に当たる接触を相手陣営から受けた。玉城側のアカウントは相手陣営への直接接触が1アカウント当たり2.8倍多い。ハッシュタグでは、第1週の国政争点タグ束が消え、参政党関連の集団が新たに現れた。
これらは辞書判定と機械推定に基づく観測であり、一致率83%の誤差と、採取の欠落を含む。件数の大小関係と話題の順位はこの誤差の下でも変わらないが、閲覧合計は参考値にとどまる。投稿量は発信者の活動や反復の程度を映す指標であり、有権者の支持分布とは区別して読む必要がある。投開票後には、終盤の言説を同じ方法で測る。
前回:Day7・両候補の支持・批判ナラティブ
関連:サイドストーリー01「Keiko Mori」
沖縄2026・連載トップへ
作成:株式会社Sola.com
出典:2026年沖縄県知事選挙 X投稿データ分析報告 第2報(9月2日〜9月8日採取分)、2026年9月8日版。本稿は同報告のうち候補者別の拡散構造と参考章(両候補の支持・批判ナラティブ)を公開用に再構成したもので、影響力工作の観測は含めていない。一般個人とみられるアカウントは匿名化した。図の番号は本記事内の順序であり、元報告書の図番号を併記している。図8〜12に相当する図は同報告の参考章による。採取は網羅的でなく、機械判定には見落としと誤分類の双方を含む。