スマート農業

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農業Weekに参加してきました

By |2020-08-18T17:49:16+09:0010月 15th, 2019|お知らせ, 社外活動|

こんにちわ。株式会社Sola.com 長田です。   「第10回 農業Week」に10月9日〜10月10日まで参加してきました。「国際 農業資材 EXPO」、「国際 次世代農業 EXPO」、「国際 6次産業化 EXPO」、「国際 畜産資材 EXPO」の4つが同時に幕張メッセで開催されていました。弊社でも農業産業を検討していて足を踏み出していたので、協力していただける企業の開拓であるとか、どういった事が農業IoTで他社が取り組んでいるか、他社の取り組みが「国際 次世代農業 EXPO」でどう展示されているかの調査も兼ねてという感じでした。 ICTで農業関わるとしてもどう関わるか、何が欲されているのかの確認も兼ねてという感じでの参加でしたが、やはり農家の方、農協の方も日本各地から来場されていましたし、海外の方も多かったです。海外企業の方も奥様連れで来場されていたり。想像でですが砂漠気候に近い国の方で、自国でも農業を発展させたいのだろうなと。 ざっと、以下に。 路地農業関係の展示 自動運転が展示として多い印象でした。スプレイヤー、草刈り機などの自動運転です。センサー関係もありましたが、温湿度を記録をしておき採集の適時期を知らせるようなものが多い印象でした。路地栽培は高温多湿になることもあるのでセンサー関係は厳しいのか、基盤(ICT)というよりはメカトロ(機械・電気)寄りの印象でした。身近な農業としては、登米市で現在研究開発しているナイルワークス社ドローンも展示されていました。露地栽培は毎日対応を行うでしょうし、畜産みたいなアラートをスマフォに飛ばすみたいなのはなくて良くなってしまい、ICTとして関わるとなると、育成日記のデジタル化な部分になる感じだなぁと言う印象でした。ICTではなく、IoTとして小さく安価な部分で関われるのがないと、中小企業での参入というのがなかなかにハードルが高そうだなぁと見てきました。 屋内農業・農業プラント関係の展示 栽培キット的なアルミフレームで軽量なケースの中で栽培が出来るというものが多数。違いはLEDの光の当て方でしょうか。青赤同時、青赤交互(特許を取っているようです)とかそういった所で差別化していました。ケースも採取を考えてか、フレームだけで側面に仕切りがないオープンな環境での育成するケースと、ガラス張りになっていてインテリアにするのか?と思うようなものまで。ここの展示もどちらかと言ったら、育成に適した光の当て方の研究などは農業寄りですし、フレームなども軽く丈夫にってなるとメカ(機械)寄りな感じでした。 畜産関係の展示 牛の首にセンサーを取り付けておいて起立困難(肺を圧迫して死につながる)になったらアラームがスマフォに飛ぶなど、メカトロとICTの融合的なものも割とありました。あとはサーモセンサーで厩舎内につけておいて、家畜の体温が高くなったらアラートを飛ばす的なものも。これもメカトロとICTの融合的なソリューションでした。 6次産業の展示 ペレット製造が多かったなと言うイメージ。そういうのなんで、機材も大きいですし完全にメカトロ(機械・電気)の話でした。   全体的に見てメカORメカトロの話題が多い感じでいました。農家の方が展示の人に言うのは、「これって20年保つ?」という感じのことを聞いていた事や、「修理するとなるとどのくらいの時間で直せるの?」という感じのことが耳に入ってきていました。そういう事を象徴してか、次世代農業EXPOの占める割合が6分の1くらいに。ブース自体も広めに取られていたので出展会社数も少ない感じとなると割合的にはもっと少ないのかなと。目新しい製品よりも、使ってる物をどう改良しているか?耐久性は増えているか?の製品の方がマーケットインなのか?という感じでした。確かに、採取した野菜とかを分別してて壊れたら、追熟とかで出荷できないものが多く出たりしますし。そういった事とか不安がまだ農家の方には残るんだろうなぁと思いました。   どちらかと言ったら、農機具の耐久性を向上させる(草刈り機の刃の耐久性を増す)ような話題の方が農家の方には取っ付き易いのかなと見てきた2日間でした。ICTが農業と関わって、農業側が大きく舵を切るという風になるまではもう少し時間がかかりそうだなぁとも見てきました。   では、また次回。

農業セミナーへの参加

By |2020-08-18T17:55:54+09:007月 3rd, 2019|お知らせ, 今週のSolacom|

こんばんは。株式会社Sola.com 長田です。   「令和元年度 スマート農業・先端技術セミナー in 登米」に参加してきました。 2019年7月1日、登米にある中田農村環境改善センターでスマート農業のセミナーがありました。 トップ画像はセミナー最後に行われた、住友商事東北株式会社様によるNile-T18実演飛行(Nileworks社製)の写真です。   農研機構東北農業研究センター、宮城県農業・園芸総合研究所・住友商事東北株式会社が実例発表をされていましたが、サイズの大きいドローンであったりとか、地盤改良であったりとか、規模が大きくすぐに自分達も参加できるかと言うと違う次元の話となってます。   3社からそれぞれ3つの話題提供があり、 登米は地盤が軟弱だったけど、水はけの良い土地改良を行った事で適地になった。田んぼを合筆(合わせて大きく)する事で作業効率を増やす。2年間で3作物を栽培して安定化。 ⇒合筆することで、ドローンなどを飛ばしやすいようにする基盤作り。 りんごの樹木などの幹を横に曲げて接ぎ木することで、樹木の並びを直線化。大きさを判断して採取するのではなく、一括採集するために生育状態を揃える努力。 ⇒センサーが迷わないようにするための基盤作り。 販売・公開されているドローンを調査して、センサーなども精査。そこからのドローン会社への出資を行い、改良を行い続けている。センサーなども今後は安価になるように作り込みを行っているとのこと。 ⇒ハードウェア面での基盤作り。 とのことで、濃ゆい内容のセミナーとなっていました。なんでもそうですが、アプローチは準備が大事(準備8割ってよく言ったもんだなと言う話)だなというのを身にしみて分かる内容でした。 精密な測距をするための基地局的な何か   単純にIT農業と言った場合に、農家の現状のスタイルに合わせてITを混ぜこんでいくイメージでしたが、実際は違い、ITを駆使できるように農家の方にも協力してもらい、センサー・農機が動きやすいように土壌・基盤を作っています。協力の元されているなぁ、というのがよく分かる内容でした。(そもそもですが、農家さんの協力がない場合は、おそらくですが成り立たないだろうなと言う内容でもあります。)   弊社としては、これほど規模が大きいと小規模農園・一般の方・家庭菜園をしている方とかには手が届かない次元と思っています。身近なIoTという事でもっと小さめにスタートを切る予定でいます。また、ドローンは完全自動にしてしまって人による操縦が無しの方がやはり安全のようなので、弊社としても小型でも良いですからブルーベリー農園で出番が見いだせると良いですね。   一緒にやってみたいという方はいないでしょうか? では、また次回。