こんばんは。株式会社Sola.com 長田です。

 

「令和元年度 スマート農業・先端技術セミナー in 登米」に参加してきました。

2019年7月1日、登米にある中田農村環境改善センターでスマート農業のセミナーがありました。

トップ画像はセミナー最後に行われた、住友商事東北株式会社様によるNile-T18実演飛行(Nileworks社製)の写真です。

 

農研機構東北農業研究センター、宮城県農業・園芸総合研究所・住友商事東北株式会社が実例発表をされていましたが、サイズの大きいドローンであったりとか、地盤改良であったりとか、規模が大きくすぐに自分達も参加できるかと言うと違う次元の話となってます。

 

3社からそれぞれ3つの話題提供があり、

  1. 登米は地盤が軟弱だったけど、水はけの良い土地改良を行った事で適地になった。田んぼを合筆(合わせて大きく)する事で作業効率を増やす。2年間で3作物を栽培して安定化。
    ⇒合筆することで、ドローンなどを飛ばしやすいようにする基盤作り。
  2. りんごの樹木などの幹を横に曲げて接ぎ木することで、樹木の並びを直線化。大きさを判断して採取するのではなく、一括採集するために生育状態を揃える努力。
    ⇒センサーが迷わないようにするための基盤作り。
  3. 販売・公開されているドローンを調査して、センサーなども精査。そこからのドローン会社への出資を行い、改良を行い続けている。センサーなども今後は安価になるように作り込みを行っているとのこと。
    ⇒ハードウェア面での基盤作り。

とのことで、濃ゆい内容のセミナーとなっていました。なんでもそうですが、アプローチは準備が大事(準備8割ってよく言ったもんだなと言う話)だなというのを身にしみて分かる内容でした。

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精密な測距をするための基地局的な何か

 

単純にIT農業と言った場合に、農家の現状のスタイルに合わせてITを混ぜこんでいくイメージでしたが、実際は違い、ITを駆使できるように農家の方にも協力してもらい、センサー・農機が動きやすいように土壌・基盤を作っています。協力の元されているなぁ、というのがよく分かる内容でした。(そもそもですが、農家さんの協力がない場合は、おそらくですが成り立たないだろうなと言う内容でもあります。)

 

弊社としては、これほど規模が大きいと小規模農園・一般の方・家庭菜園をしている方とかには手が届かない次元と思っています。身近なIoTという事でもっと小さめにスタートを切る予定でいます。また、ドローンは完全自動にしてしまって人による操縦が無しの方がやはり安全のようなので、弊社としても小型でも良いですからブルーベリー農園で出番が見いだせると良いですね。

 

一緒にやってみたいという方はいないでしょうか?

では、また次回。