エコ豚の塩焼試食会(2010/11/12 in 松月亭)
~約束がちがうぢゃないか…                   
 
盟友のエコテック社、佐藤社長から宮城農業さんと連携して試験飼育をしていた、エコフィード(おからやビールかす、ワインの搾りかすなどをエサにしたもの)を食べさせた豚がついにできたとのこと、連絡が。 
  
前回、旧来の食品残渣で育った豚を試食した際には、やや残念な質だったため、今回は期待して臨むことに。 しかし当日、予想外の事に。 
  
(当日のやりとり) 
- [佐藤]:ぉう。例の豚、できた。あぁぁ、でも悪いけどスライスまで段取りできなくてなぁ。ワリぃけど、今回ブロックになるんで。
 
- [高橋]:(ブロック!?話が違うじゃないか。俺に肉のカタマリをどうしろと言うのだ!)…。ぼ、僕は構わないけど。わざわざアリガト…。待ってるよ…。
 
- [佐藤]:じゃあ、夕方もってくよ。
 
- (プツ、ツー・ツー)
 
 
  
なるほど。僕に豚の角煮を作れと言うのだな。望むところよ…。 
と、思ったものの午後は「東北ITソリューション2010」にせっかくお誘いをいただいているし。 
受注中のウェブ案件のトップページの納期も今日だし。 
新規求人の採否通知と、既存人事の労働条件通知などの契約も今日中だ。 
ムリだ…。 
  
~救世主は出刃包丁を振るい、みーちゃんを…。                    
 
しかし、神仏は私を見捨てなかった。そのとき私の頭の中に、マリア様のような慈悲深い笑顔でほほ笑む、救世主のご尊顔が。 北仙台駅から徒歩5分。寿司蕎麦セット・ランチ680円の良心価格。我らが松月亭の大将の顔である。 そこで、ITソリューション=>商談と終わらせた高橋と渋谷は早速松月亭へ。 
  
- [高橋]:豚バラブロックもってくるんで、大将!どうにかなりませんか!!
 
- [大将]:任せな。美味しくすれば良いんだろ!?
 
 
  
とめでたく交渉成立。 
  
このような紆余曲折の末、純真な高校生らによって愛情をもって育てられた子豚のみーちゃんは、美味しくなったのである…。 
  
  
ホカホカである。 
ジューシーである。 
美味である。 
  
松月亭の座敷に居並び、集まった社員一同。在りし日のみーちゃんの姿を思い出しながら、涙を流しながら、食べた。 
あふれる涙で、いったいこの口の塩味が。ブタの塩味なのか、涙の塩味なのか分からずも一心不乱に、食べた。 
うまいうまいと、よだれをあふれさせながら。いちまい残らず、食べた。 
  
一部脚色と冗談はさておき。なかなか驚きの味わい。 
  
~おどろくほどの美味しさ、質の高さ。                    
 
まず私が気が付いたのは、脂身のいやらしいクセ・臭いが無いこと。 
また、脂身もさりげない程度でバラ肉特有の赤み&脂身の比率ではあるが、しつこさがまったくない。 
思わず佐藤社長に電話。「うまい。コレはうまい。今度のはうまい!」と感想報告。 
  
エコフィード豚の要点はおもに以下である。 
1.原料(おから、ビールかす、ワイン搾りかすなど)によって、それぞれ独自の味わい・風味に育つ 
2.一部の食味を害するエサに対し、原料の選定によっては著しく食味を高める 
3.市場・行政を含め本来「お金をかけて処理」していたものを原料にするため、環境への配慮はもちろん安価に流通できる 
  
  エコフィード、エコフィード豚の商品化についてはソラコム会社単位でも注視し、ともにはたらきかけてはいるものの、個人としてもなんだか楽しいなぁ、と夢想をすることもしばしば。 
スーパー等に行って、畜産コーナーを見ると、こうである。 
  
「豚肉」のコーナーには右から、「お豆腐豚(おから)」、「ビール豚(ビールかす)」、「ワイン豚(ワインしぼりかす)」などと並ぶのである。 
値段?値段はもちろん、今の流通品とは変わらない。あるいは上述から、幾分安くなるかもしれない。 
味わいはそれぞれ、お豆腐らしかったり、ビールらしかったり、ワインらしかったり。毎日の豚料理が楽しくなりそうだ。 
  
残念ながら、まだ宮城県内でもこんな豚さんを味わう機会はなかなかありませんが、北仙台のやや外れの和食屋さんで、こんな風に試食・食事会を行ってます。 
気になった方は、ご招待いたしますのでお気軽にタカハシまで声をかけてみてください。 
次回はお野菜の食事会を予定しています。詳しくは私まで(
  このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
 )お問い合わせください。 参加費:実費850円(ご参加者さんの飲食代) 
			 |