(個人の皆さま向け解説)暮らしと資産を守るサイバー事案ノートの配信を開始しました
個人の皆さま向けの連載「暮らしと資産を守るサイバー事案ノート」の配信を開始しました。 利用中のサービスや口座の確認、パスキー・二要素認証、メール・SMSの確認経路、AIを使った攻撃のニュースの受け止め方を解説します。第1回〜第4回を公開しています。 連載トップ・記事一覧はこちら
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本稿で検証したいのは、このNAVER偽装による認証情報の窃取が、特定の相手の通信や文書を継続して集める運用の一部だったのか、という点です。偽画面の仕組みだけでなく、情報の保存・回収先と標的の選び方から、その運用を担う主体を調べます。
Solanets Tech Essays / 002 ACS、NICS、TWCERT/CCと民間企業 台湾のCyCraftのWu社長とは、会うと冗談で「兄弟!」となる。会合で何度もご一緒しているうち、いつの間にかそんな具合になった。 TeamT5は、ソラコムのセキュリティ部長のHueが日ごろからよく意見交換をしている。台湾のサイバーセキュリティ業界はどちらかといえば普段着の付き合いが先で、仕事はその次のような関係です。 ところで、韓国の例をもとに「(台湾のKISAはどこにあたるんやろ)」と思えば、なかなかピッタリと対応するものが思い浮かばない。ACSかと思えばNICSがあり、TWCERT/CCも出てくる。CyCraftを「台湾版AhnLab」と書いてしまえば早いけれど、どこかしっくりこないところも。 #001で韓国の組織を一度整理したので、その表を横に置き、台湾側を順に当てはめてみた。案の定、うまくいかない。 近い国だから似た形だろう、というのはアレで、それぞれのお国柄、文化というものがあるのかもしれません。 まずはACSから 台湾デジタル発展部、MODAの下にACS、Administration for Cyber Securityがあります。 ACSの公式説明と設置法を見ると、国家のサイバーセキュリティ政策、重要インフラの保護、インシデント対応、演習や監査など、随分と広い仕事が書かれています。 ここだけを見れば、KISAに近いのはACSということで良さそうにも思えます。 ただ、技術研究や政府機関への技術支援を見ると、NICS、National Institute of Cyber Securityが出てくる。 NICSの設置法には、サイバーセキュリティ技術の研究開発、重要インフラの支援、重大インシデントへの対応、人材育成などがあります。NICSは2023年1月に設立された比較的新しい組織で、公式説明では、MODAが政策の方向を定め、ACSが政策を進め、NICSが技術と研究で支えるという関係です。 それではインシデントの通報や脆弱性の調整は、という所でTWCERT/CC。 公式情報によれば、2024年からNICSが運営し、国内外のCERTとの連携、インシデント調整、脅威情報の共有を担っています。研究者と製品ベンダーをつなぐCVDも仕事の一つです。 一応、政策はACS、技術や研究はNICS、インシデントの調整窓口はTWCERT/CC、と置けば分かりやすい。 もっとも実際の仕事はそれぞれ重なるでしょうし、韓国ではKISAという大きな組織と、その中で動くKrCERT/CCを軸に見えたものが、台湾では幾つかに分かれて見える、くらいの理解が最初は良いのかもしれません。 台湾独自の業界マップ CyCraftは、AIを使ったサイバー防御やAIモデルの保護を掲げる台湾のセキュリティ企業です。エンドポイントだけでなく、組織内外の攻撃対象領域や、LLMを含むAIシステムの安全性まで扱っています。 製品と観測基盤を持つ会社という所ではAhnLabと似た面もあります。 ただ、CyCraftを「台湾版AhnLab」としてしまうと、AI研究の置き方や製品構成、会社の成り立ちなどはだいぶ落ちてしまう。Wu氏とは普段から親しくしていても、では会社の事業を過不足なく説明せよ、と言われると曖昧にしていた所もあり、今回改めて公式資料を読み直しました。 人を知っているから会社も知っている、というほど簡単でも無いですね。 脅威インテリジェンスではTeamT5がよく知られています。2017年に台湾で設立され、日本にも拠点を持ち、アジア太平洋地域の攻撃者について、言語や地域事情も含めてAPT、マルウェア、インシデント対応などを扱っています。 ASECやESRCと似たテーマのレポートもありますが、製品環境から見えるものと、APACの攻撃者を長く追ってきたTeamT5の見えるものは、少し違うでしょう。 Hue氏がTeamT5の関係者と普段から意見を交わしているのも、公開レポートを読めばそれで終わり、というものでは無いからかと。気になる動きや、お互いに見えているものを日常的に話している、その様な感じです。 ほかにも、工場や産業制御環境のセキュリティにはTXOne Networks。SOC、デジタルフォレンジック、MDRなどの監視運用にはCHT Securityがあります。 CyCraftはAI、TeamT5は脅威インテリジェンス、TXOne NetworksはOT、CHT Securityは監視運用、と書けば入口としては分かりやすい。 ただ、当然それぞれ仕事はこの一言には収まりません。 比較をすると…… 見たいもの 韓国側で見るもの 台湾側で見るもの 公的な政策と保護KISAを含む関係機関MODA / ACS 技術研究と支援KISAなどNICS CERTとインシデント調整KrCERT/CCTWCERT/CC 脅威インテリジェンスASEC、ESRCTeamT5、CyCraft AI、OT、監視運用AhnLabなどCyCraft、TXOne Networks、CHT [...]
告示日の沖縄知事選をAIオーケストレーション(Grok×Google Trends×Gemini×Claude+人間の検証)で定点観測。一騎打ちへの構図激変、+850%の拡散スパイク、偽ポスター事案の解剖まで、認知戦空間の26日間をデータで読む。
注目選挙―認知戦・影響力工作ウォッチ / 2026年8月26日 今回は2026年沖縄県知事選シリーズの第一回目、告示前日のオンライン言論空間の初期観測(Day 0)である。前夜は王道のSNSであるX(旧Twitter)を中心に、これまた王道の「沖縄知事選」をキーワードとして収集したX投稿2,380件を対象に、頻出するキーワード・タグと、投稿内で共有された情報源を確認した(一次データ集計と分析は小社"omni oculus"を利用)。 ただし近年の影響力工作の研究ではキーワードごとの分析は真相に肉薄するアプローチとしては不十分とされる(必ずしも工作者はストレートな言葉だけで工作をするとは限らないから)、その際にはセマンティックなアプローチも検討される。今回はあくまで導入ということで、諸指標を検討する。 サンプル集計期間:2026-08-23 07:00~2026-08-26 08:00(対象48時間・提供データの集計条件に基づく) 2,380集計対象のX投稿サンプル抽出 1,140一意なt.co短縮URL 1,160リンクの延べ出現数 766正規化後の異なるリンク先 1. キーワード・タグ分析 ワードクラウドでは「沖縄」「知事」「県民」「デニー」「古謝」「政策」「選挙」などが大きく現れ、候補者名、選挙制度、政策・支持をめぐる語が同じ言論空間で交差していることが分かる。 ※文字の大きさは出現頻度を視覚的に示すものであり、語の肯定・否定や投稿者の立場を示すものではない。 沖縄知事選関連X投稿のワードクラウド(集計期間:2026-08-23 07:00~2026-08-26 08:00、対象48時間) 頻出ハッシュタグ 上位10件 順位 ハッシュタグ 出現数 1 #沖縄県知事選 349 2 #玉城デニー 114 3 #古謝げんた 71 4 #沖縄県知事選2026 68 5 #沖縄県知事選挙 54 6 #沖縄 41 7 #古謝玄太 41 8 #Yahooニュース 38 9 #公職選挙法違反 25 10 #下地幹郎 [...]
Sola.com のサイバー・認知戦セクションが2022年に行った独自調査を再構成する連載「OVERRIDE 2022 ― 上書きされる戦争」を開始しました。 2022年のウクライナ侵攻をめぐって、日本語圏のSNSでは何が語られ、どのように広がったのか。政府サイトの改竄や破壊型マルウェアといった技術的事象と、言説の変化を切り分けながら、公開情報から再検証していきます。 現在は第1話から第3話までを公開しています。各話の主題と読み方は、シリーズ目次にまとめました。 OVERRIDE 2022 シリーズ目次を見る
「研究施設がある」と「生物兵器を開発している」は同じ主張ではない。連結された五つの主張を分解し、必要な証拠を整理する。
一部の観測対象で、投稿テーマが変わりながら、政府・メディア・米国への不信という解釈の枠組みが継続した過程を検証する。
ウクライナ政府サイト改竄、破壊型マルウェア、日本語圏SNSの変化を手掛かりに、Sola.comの観測方法と分析の限界を整理する。
Sola.comのオフィスに、かわいいメダカと元気なタロイモが仲間入りしました。仕事の合間にほっとできる、小さな癒やしのコーナーをご紹介します。