COGNITIVE SECURITY / OSINT
認知戦・偽情報を可視化する
公開情報とSNS上の情報を整理・分析し、拡散の構造、論調の変化、関連する兆候を意思決定に役立つ形へ。
株式会社Sola.comは、OSINT(公開情報分析)と動向解析システム「Omni Oculus」を活用し、複雑化する情報環境の把握を支援します。
SPECIAL COVERAGE ─ 注目選挙特集
認知戦・影響力工作ウォッチ
ELECTION INFLUENCE OPERATIONS WATCH
選挙は、投票日だけでは決まらない情報戦の舞台となった。2026年沖縄県知事選・統一地方選(8.27告示/9.13投開票)を第1弾に、台湾統一地方選・米国中間選挙まで、選挙をめぐる認知戦・影響力工作を公開情報(OSINT)に基づき定点観測する。
CONTINUOUS OSINT MONITORING
認知戦・偽情報とは
認知戦・偽情報の問題では、虚偽の内容だけでなく、事実の一部を切り取った投稿、感情を刺激する論調、複数アカウントによる反復的な拡散などが組み合わさります。個別の投稿だけを見るのではなく、いつ、どのような文脈で、どのように広がったかを継続的に捉えることが重要です。
ひとくちに「偽情報」と言っても、性質の異なるものが混在しています。国際的な議論では、意図をもって作成・拡散される虚偽を偽情報(disinformation)、悪意なく共有されてしまう誤りを誤情報(misinformation)と区別し、事実の一部であっても文脈を歪めて流通するものを含めて捉えます。また、世論形成や意思決定に組織的に働きかける活動は影響工作(influence operations)、外国主体によるものはFIMI(外国による情報操作・干渉)と呼ばれ、DISARMフレームワークなど、分析・共有のための国際的な共通手法の整備が進んでいます。
認知戦(cognitive warfare)は、こうした手段を組み合わせて人々の認識・判断・行動そのものに働きかける活動を指します。安全保障の文脈で使われてきた言葉ですが、企業ブランドの毀損や不自然な風評、選挙・社会課題をめぐる分断の扇動など、影響が及ぶ範囲は政府機関に限りません。
当社は、公開情報を対象として時系列・論調・拡散・関連性を整理し、こうした国際的な分析フレームワークの知見も踏まえながら、判断に必要な根拠と不確実性を分けて提示します。
Omni Oculusによる分析支援
- トピック・キーワードの継続観測:指定したテーマに関する公開情報の変化を追跡します。
- 拡散構造の可視化:情報がどのような経路や関係性の中で広がっているかを整理します。
- 論調・時系列の分析:発言量や論点の変化、急増などの兆候を確認します。
- OSINTとの照合:SNS上の情報を、報道・公的資料など他の公開情報と照合します。
- 目的に応じたカスタマイズ:対象テーマや報告形式に応じて分析環境を調整します。
対象媒体、取得できる情報、分析機能は、各媒体の仕様・利用条件および個別の契約内容により異なります。
主な利用場面
企業・ブランドの情報リスク
虚偽情報、なりすまし、根拠のない批判、不自然な拡散などを早期に把握し、広報・危機管理部門の判断を支援します。
国際情勢・安全保障をめぐる情報環境
国際情勢や地域紛争に関連する公開情報について、論点、発信源、拡散の変化を時系列で整理します。
政策・選挙・社会課題に関する調査
特定の政治的立場への誘導を目的とせず、公開情報空間で生じている論調や影響工作の兆候を客観的に把握します。
サイバーインシデント時の情報分析
攻撃や障害に関する公開情報を収集・整理し、風評や便乗した偽情報を含む周辺状況の把握を支援します。
分析の進め方
- 目的と観測範囲の定義:意思決定に必要な問い、対象、期間を明確にします。
- 公開情報の収集・整理:利用条件を確認し、分析に必要なデータを整理します。
- 構造・時系列・論調の分析:単一の指標に依存せず、複数の観点から兆候を検討します。
- 人による検証と報告:自動分析の結果を専門担当者が確認し、根拠と限界を併記します。
Omni Oculusの利用事例
Omni Oculusは、SNSを含む公開情報の動向や関係性を分析するために開発してきたシステムです。現在の用途や分析対象に合わせた構成については、個別にご相談いただけます。
分析の考え方や体制については、テックブログでも紹介しています。
NEW SERIES / INFORMATION SPACE STUDY
OVERRIDE 2022|上書きされる戦争
2022年ウクライナ侵攻をめぐる日本語圏の情報空間を、Sola.comの独自調査と公開情報から再検証する連載。
最新の認知戦・偽情報事例
認知戦、偽情報、影響工作、情報環境分析に関する最新記事と当社の調査・利用事例を掲載します。
「生物兵器研究所」は、どのように侵攻正当化の物語になったのか
「研究施設がある」と「生物兵器を開発している」は同じ主張ではない。連結された五つの主張を分解し、必要な証拠を整理する。
乗り換えではなく、積み増しだった ― 反ワクチン言説と親露言説の関連性
一部の観測対象で、投稿テーマが変わりながら、政府・メディア・米国への不信という解釈の枠組みが継続した過程を検証する。
侵攻直後、日本語圏のSNSで何が起きたのか
ウクライナ政府サイト改竄、破壊型マルウェア、日本語圏SNSの変化を手掛かりに、Sola.comの観測方法と分析の限界を整理する。
分析における配慮
- 法令、各サービスの利用条件、プライバシーに配慮し、適切に取得した公開情報を扱います。
- 分析結果は確率的な評価を含みます。特定の主体の関与や意図を、単独の指標だけで断定しません。
- 出典、分析期間、判断根拠、把握できない範囲を明示し、人による検証を重視します。
情報環境の把握から、具体的な対応へ
調査目的や対象範囲がまだ固まっていない段階でもご相談いただけます。課題を整理し、必要な観測・分析・報告方法をご提案します。


